電子ピアノとアップライトピアノの差ってどのぐらい?実際に買い替えて感じた違いを赤裸々告白

 

「子どもにピアノを習わせたいけど、いきなり本物のピアノは買えない」

楽器の購入って、悩みますよね。

どのぐらい続くかわからない習い事のために、何十万円もする本物のピアノを購入するのはどの家庭でも悩ましい問題じゃないかと思います(とはいえ電子ピアノもいいものを買おうとするとそれなりの値段がしますが・・)。

もえ

わたしも、はじめは電子ピアノでした

この記事では、わたしが実際に電子ピアノからアップライトピアノに買い替えたあとに、感じたこと・困ったことをありのままにお話しようと思います。

 

電子ピアノとは?ここでいう電子ピアノとは、キーボードではなく88個の鍵盤がある電子ピアノのことです。

一般的なピアノの場合、ピアノの端から端までの白と黒の鍵盤の数を数えると計88個の鍵盤が並んでいます。このように88個の鍵盤があるピアノのことを88鍵のピアノと呼びます。

 

電子ピアノからアップライトピアノに買い替えました

電子ピアノから本物のピアノに買い替えた感想をお話しする前に

「どんな人が、どんな状況で、どんなピアノからどんなピアノに買い替えた感想なのか」

という事情を知ってもらうために、買い替えに到った経緯を簡単に説明します。

感想を早く聞かせて~!という方は>>スキップ

 

買い替えた理由は、クラシックのピアノ曲を弾きたかったから

周りに音楽経験者がいない環境で生まれ育ったため、親戚から中古ピアノを譲ってもらうというご縁もなく、「いつまで続くかわからないし・・」という親の考えもあって、88鍵の電子ピアノを買い与えてもらいました。

4歳から約5~6年ほど、電子ピアノで練習をしていました。

小学校高学年のときに大手音楽教室のグループレッスンからピアノの個人レッスンに移り、新しくお世話になる個人レッスンの先生に尋ねられた質問の回答をきっかけに、本物のピアノへの買い替えを勧められることになります。

その質問はこんな感じでした。

 

もえちゃんはピアノでどんな曲を弾けるようになりたい?

ピアノの先生

もえ

(ど、どんな曲・・??)
ピアノの弾き方を基礎から学んでいろんな曲が弾けるようになりたいか、無理して難しい曲には挑戦しないで好きな曲を弾けるようになりたいか、どっちがいいかなぁ?

ピアノの先生

もえ

(あ、それなら・・!!)
基礎からやりたいです!!

 

いま思えば恥ずかしいことですが、当時のわたしは実力もないのに自信だけはあって、やたらめったら難しい曲を弾きたがる積極的なタイプ。

加えて父の趣味でショパンのCDを聴いていたこともあって「わたしもショパン弾きたい」という気持ちもありました。

ショパンをきちんと弾くためには基礎力が必要です。クラシックのピアノ曲をきちんと弾きたいという気持ちがあるなら、本物のピアノで練習する必要があるという先生の導きにしたがって、電子ピアノからアップライトピアノに買い替えることになりました。

親には

もえ

これだけはどうしてもやりたいから買ってください

とお願いしたのをぼんやりと覚えています。

 

電子ピアノとアコースティックピアノは全然違う楽器

↑実際のわが家のアップライトピアノ

 

アコースティックピアノ?アコースティックピアノとは、本物のピアノの別名です

ピアノを売っているお店に行くと、本物のピアノのことをアコースティックピアノと呼ぶことが多いので、ここからは本物のピアノのことをアコースティックピアノと表記します

さて、電子ピアノとアコースティックピアノの大きな違いって何だと思いますか?

見た目はどちらも同じピアノのように見えますが、ピアノの先生方が「電子ピアノかアコースティックピアノなら、アコースティックピアノのほうがいい」とおっしゃる理由にはワケがあります。

当たり前のことかもしれませんが、電気のチカラで動く電子ピアノと、木で作られているアコースティックピアノとでは、音が鳴る仕組みがまったく違います

  • 電子ピアノ
    鍵盤を押すと録音されたピアノの音が流れる。
  • アコースティックピアノ
    鍵盤を押すと内部にあるフェルトのハンマーが動いて、弦をたたく。弦がたたかれて鳴った音が、ほかの弦や空間に共鳴して、ピアノの音の響きになる。

こんなことでそんなに違うの?と思うかもしれません。

でも、この違いはとても重要なことなんです

「どういう目的でピアノを弾くか」によっては、この違いの影響で、できないことや困ったことに遭遇する原因になってしまう可能性もあるんです。

もえ

わたしは実際に困ったことに遭遇しました・・

では、一体なぜ困ったことが起こってしまったのでしょうか・・?

 

電子ピアノを弾いていて困ったこと一覧

電子ピアノからアップライトに買い替えてもらったのは、小学校の高学年。

個人レッスンに移ってから先生に間違った弾き方を指摘されるまで、自分で自分の間違った弾き方や変なクセに気づくことはできませんでした

  • どんな弾き方をしても同じ音しか出ない電子ピアノを使っていたので、弾き方がメチャクチャだった
    アコースティックピアノの場合、弾き方を変えると音色が変わります。同じ音しか出ない電子ピアノを使っていたので、曲の雰囲気にあわせて弾き方を変えて、きれいな音をつくろうとする意識がありませんでした。
  • 鍵盤を押す感覚がアコースティックピアノの鍵盤ととまったく違う感覚の電子ピアノを使っていたので、そのせいで打鍵するときに余計な力が入ったり、変な弾きグセがついてしまっていた
    結果として、弾くときの手の形がおかしくなって、指の付け根のところや指の第1関節がへこんでしまっていました。
  • ペダルを踏むと異様に音がにごる
    電子ピアノは適当にペダルを踏んでいても“それっぽく”聴こえてしまうことが多いので、なんとなくの感覚で踏むくせがついてしまっていました。

わたしの場合、クラシックのピアノ曲を弾きたいという気持ちがあったので、電子ピアノからアコースティックピアノに買い替えてから数年間、変な弾き方や変なクセを改善することにたくさんの時間を費やしました。

間違っていたものを正しくすることは、すごく大変でした。。

もえ

もっと早く本物のピアノで練習していれば・・!

と思った日もあります。

 

大事なのはピアノを弾く目的と使う楽器がマッチしているか

わたしは「ピアノを習うなら本物のピアノじゃなきゃだめだ」とは思いません。

肝心なのはピアノを弾く目的と、使う楽器が合っているかだと感じています。

たとえば

  • ピアノを弾くのが楽しい
  • ポップスやジブリ・ディズニーなどのアニメ音楽、ゲーム音楽など、好きな曲を弾くのが楽しい

という気持ちでピアノを弾くのであれば、電子ピアノで満足できると思います。

でも、

  • アコースティックピアノで、誰かに音楽を聴かせたい
  • ピアノの発表会で、誰よりも上手に弾きたい
  • クラシックのピアノ曲をきちんと弾けるようになりたい

という目的でピアノを弾きたいのであれば、早いうちからアコースティックピアノで練習することが必要だと思います。

 

まとめ|クラシック弾きたいなら本物のピアノがいいよ!

  • 電子ピアノかアコースティックピアノか、どちらがいいかは使う人の「やりたいこと」次第
  • 好きな曲を楽しく弾きたいだけなら電子ピアノで十分
  • クラシックのピアノ曲を弾きたいならアコースティックピアノがいい
  • お子さんの習い事の場合は、本人が「やりたいこと」を自覚するまでは電子ピアノでいいかもしれないけど、本物のピアノが必要かも・・なときは、買い替えは早めのほうがよさそう

ピアノを弾く人全員がクラシックのピアノ曲をきちんと弾きたいか・・?といったらそうではないと思うので、ピアノを習うからといって必ずしもアコースティックピアノを持つ必要はないと思います。

こんな話をすると

「じゃあ、うちの子はただ音楽の楽しさを知ってもらいたいってだけだし、アコースティックピアノは必要ないかしら?」

と思う人もいるかもしれませんが、個人レッスンのピアノの発表会で使われるのはアコースティックピアノなので、普段おうちで電子ピアノで弾いている子と、普段おうちでアコースティックピアノを弾いている子のあいだに実力の差が生じてしまうのは仕方ないことです(先生にはどうにもできません)。

クラシックの曲をたくさん弾きたい・難しい曲にもどんどん挑戦したい・もっと上手になりたいと考えたときは、アコースティックピアノで練習するのが上達への近道です

さて、アコースティックピアノでも、グランドピアノとアップライトピアノではまたいろいろ違うことがあります。

次へ>>「弾いてわかった!グランドピアノにできて、アップライトピアノにできないこと